別に感謝されたくない

徒然

おはようございます。

 

きのう、秋の叙勲で旭日小綬章を受賞し、コメントをしていたある俳優の言葉。

 

「妻には感謝しています。」

 

これを聞いたときに思い出したのが、ノーベル賞を受賞したときにも聞かれる、同じ言葉。

 

家のことは妻任せで何もしてこなかった自分は「妻」がいなかったら、この受賞はなかっただろうとかなんとか。

 

私こんな感じのコメントを聞くと、ほんと腹立ってしまうんだな、ということにこの俳優さんの言葉で気づきました。

 

受賞はおめでたい。

 

ノーベル賞、もちろんおめでたい。

 

何かを成し遂げるためには誰かがその人の身の周りのこと全部お世話しないといけないってこと、有名人だけじゃなく、至るところにありますよね…

 

日本の働き方がそう。

 

例えば、選挙の開票速報、その日じゅうに当選確実をテレビで放映するために、夜中まで開票作業をする人、その情報を伝えるために開票作業を見ているメディアの人、テレビで伝える人、新聞にする人。

 

私の夫も娘もこの日、夜中まで働いていました。選挙に関してです。

 

次の日はふつうに朝から仕事です。

 

誰もこのような働き方に疑問をつきつけない。もちろん私も含めてなんですけれど。

 

誰も変えようとしない。

 

電車が1分でも遅れたら申し訳ないと放送で繰り返す。

 

渋谷駅のホーム拡幅工事をたった2日間でやってのける。

 

400キロ離れた場所に荷物を送ったら次の日には必ず着く。

 

全部繋がってると思います。すごいな、と思う一方、どこかで誰かがムリをして働いているからこそ、こういう事が実現できているわけで。

 

それを当たり前として私たちも求めてしまうっていうのもある。

 

私の夫も妹も企業で働き始めてから長時間労働は当たり前だし、私が教師をやっていた時の残業時間は1か月80時間は越えていてプラス土日の部活なんていうブラックの極み。

 

そうやって社会を回してきているから、ぎちぎちな労働環境のもと、女性が妊娠出産を選んだときのキツさは想像を絶するし、選択的別姓すら認められてないからどちらか一方は名前を変えないといけない煩わしさにも悩まされるし、とにかく社会が優しくない

 

私は長時間労働の夫が働き、そのせいで出来ないことを私が担当するという分業をとってきたけれど、それが正解だとはぜんぜん思わない。

 

それも選択できるし、子供を育てながら男女とも仕事を思うように続ける事を支える社会になってほしい。

 

そうならないからこその「少子化」という代償を私たちは目の当たりにし続けているんだけれど、政治家のおじいさんたちは女性が悪いとばかりに攻撃してくる。

 

どんな地獄。

 

政権政党を変えないとまずダメだっていうのは明白。基本的人権すらないことにしようとする改憲を掲げ、人権への感覚がほんとうに「日本って先進国だった??」と目を疑うようなアンケート回答を見て、恐ろしくてしょうがないです。

【人権政策に関する政党アンケート2021】各政党の結果を公開(各政党の回答原文も掲載) | ヒューマンライツ・ナウ
東京に本拠を置く国際人権NGOヒューマンライツ・ナウは、衆議院議員選挙に向けて主要政党(自由民主党、公明党、立憲民主党、共産党、日本維新の会、国民民主党、社会民主党、れいわ新選組)の人権政策についてアンケート調査を実施し …

 

回答しない2党なんてもってのほか。あふぉか。今回の選挙結果はほんと残念としか言いようがないです。

 

最後に。

私は別に感謝されたいから毎日生きてるわけじゃないです。だから私も夫にありがとうとは言わないです。それぞれできることをやっているから。

 

テレビに向かって妻にありがとうなんて言葉を口にするひとは好きじゃない。そっとおうちに帰って直接言ってくださいな…

 

それでは。

あじさい

コメント