2021年4月、ウイグル自治区強制労働によってつくられている新疆綿を使っていない洋服を着たい、と書きました。

この週末にアクセスがあったのでなんでかな?と思ったら、新しい情報が出てましたね。
良品計画は中国新疆ウイグル自治区で生産される綿について「継続的に使用していく」

中国の新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)でのウイグル人強制労働問題をめぐり、人道に対する罪の隠匿の疑いで、ユニクロ(Uniqlo)など衣料・靴大手4社の捜査を開始した。司法筋が1日、明らかにした。
ザラ(Zara)などのブランドを展開するスペインのインディテックス(Inditex)、ユニクロ、仏アパレル大手SMCP、米靴大手スケッチャーズ(Skechers)も捜査されているとのこと。
ユニクロは、公にはウイグル人強制労働に反対する立場を取っているが、大勢のウイグル人が移送された中国・安徽(Anhui)省から綿を調達してきたとされる。
最後の一文、驚きでした。ウイグル自治区で調達してないからうちはクリーンだ、という立場でしょうかね。
うううううむ。
良品計画が継続するというのはかなり驚き。人権に関する国内での認識の薄さを見越してる感じがね… どうせ日本では問題視されないんだろうと見くびられてる。気がする。消費者が。
そしてユニクロは、別の場所の綿だから大丈夫ですよってか?
ユニクロは、2021年4月から、商品の価格が総額表示に一本化されるのに合わせて、税抜きの「本体価格+税」としているものを「税込み価格」にし、事実上9%の値下げをしました。
安くするって消費者に良いことのように思えますよね。安く買えるってうれしい!!と思ってました。でも、値下げをするってことは、一枚の服を作るために必要な作業を担っている働き手に渡る賃金が下がるっていうこと…? ユニクロがその9%を自腹で賄っているとは思えない…
なんだかもうユニクロも無印良品も買う気になれず、かと言って、同じように簡単に買える代替商品も思いつかず、で…
結局今手持ちの洋服を着て、ブラカップは値段は高いけど、この二つのブランド以外のものを見つけて買ってみました。
いや、そんなこと言い始めたら、さまざまな会社の商品が疑わしいし(綿に関してだけも)、100円ショップだってどこをどう切り詰めたらあの値段になるのか?なんて考え始めたらなんにも買えなくなってきそう…
無印にもユニクロにも失望が大きくて、とうぶん買わないで過ごすかなぁと思うけれど、それだけじゃ問題解決には全くならないわけで…
この国の政治家が有権者を見くびっているのと同じ構図が経済にも見えて、つくづくイヤになります…
じゃないやつ、を買ってみてます。
お越し頂きありがとうございました。
あじさい
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