[BTS]「Butter」に込められた「黄色」の意味とは?

BTS

先週の金曜日に出された新曲「Butter」。24時間もしないうちにYoutube再生1憶回を越え、ものすごい勢いとうねりを感じます。

ここにびっくりしました。RM(リーダー)の口からはっきり「黄色人種」という言葉が…

Butterが黄色いことはわかってるし、このプロモーションが始まってロゴにも黄色が使われたり、この可愛いデザインも黄色一色でした。

MVも何回も観たし、キャッチーで楽しくて踊りたくなる、BTSがグラミーを本気で獲りにやってきてる歌だぞ!!!!と思ったんだけれども、バターをイメージした黄色いものがたくさんセットに用意されていて、そこから「黄色人種」という言葉がRMの口から出てくるとはほんとにほんとに脳天から衝撃が走りました。

バターの「黄色」に込められてる思いってそもそも何なんだろう?と改めて考え始めました。

報道向けのプレスカンファレンスが公開されたんですが、この中で記者からの質問にジミンが答えていたのを文字にします。

質問「バターはどんな内容を盛り込んでいる曲なのでしょうか?」

ジミン「はい、タイトルの端からもわかるように聴きやすい曲を準備しようと思って作ってきました。大それたメッセージがあったりそういうわけではないんですけれども少し照れくさいですが、バターのようになめらかに溶け込んで君を虜にすると言う、そういう可愛らしい告白ソングのように受け止めていただけたらと思います。新しく可愛らしかったり少しお茶目だったりカリスマもあったりする、そういう様々な魅力を盛り込もうと努力しました。一生懸命準備したのでぜひ楽しくお聞きいただけたらと思います。」

「大それたメッセージはない」「バターのようになめらかに溶け込んで君を虜にする」

これをこのまま受け取れば、自分たちをバターになぞらえて、人々の生活にスムースにいつの間にか入り込んでいって楽しませる、メロメロにしちゃうぞってことなんだと思うのですが、そのままそうかそうか、うんカワイイ!!で終わってたと思うんですよ。このリーダーの発言が無ければ、私の中で。

でも、このRMの発言で、そこから一歩踏み込んで、やっぱり最近のアジアンヘイトにからめて人種差別への視点があるようにどうしても感じてしまったんですよね。だから、最初から「黄色」ありきで歌が作られたとしたら。

「Butter」を引っ提げて、ポップで誰もが身体を動かしたくなる、コロナが世界を暗く覆っている現在の状況を少しでも楽しくするのが彼らの目指しているものであるのと同時に、「Butter」→黄色がいつのまにか世界に入り込んでいって、溶け込むこと=差別のない世界の実現を目指そうとしているのであれば、私はもうこの想像だけで泣いてしまいます。

彼らが大げさなメッセージはない、と言ってるのでそこまでの想像はし過ぎじゃない?とも自問自答したりもしてますが、やっぱりバターの黄色が世界中のあちこちで、そうとは気が付かせないうちに席巻している未来を思い浮かべながらこの楽曲のプロジェクトがされていたんじゃないか、と思わずにはいられないです。

ここで大事なのは、「気が付かせないうちに」だと思うんです。あからさまなアジアンヘイトへの攻撃じゃなく、「バターのように溶け込む」事。気づかないうちにみんながこの歌を口ずさむ。身体を動かす。

分断されてしまっている世界を彼らが繋げる。自分たちのアイデンティティへのプライドと共に、世界がこれ以上壊れないように、コロナで疲弊しないように、そのひとつのステップとしての音楽の持つ力を信じて…

はぁ… もうこのグループの素晴らしさ、どれだけなんですか!!!!

 

BTSからちょっと離れるけれど思ったことを付け加えますね。

星野源が2015年に出したアルバムの名前は、「Yellow Dancer」でした。

星野:イエローミュージックという、僕が思い描いているジャンルや言葉をもっと浸透させていきたいという思いは強くありますね。僕はもともとブラックミュージックが好きなんですけど、でもブラックミュージックを突き詰めていくだけではそれが自分たちの音楽にはならないという葛藤がずっとあって。もう血の段階で絶対に敵わないし、うまく真似できることが賞賛される時代はもう終わったと思うんですね。そんななかで自分たちの音楽とは何かと考えたときに、いろんな国の音楽を吸収しつつも真似をするのではなく自分たちのフィルターをしっかり通した音楽、イエローミュージックというものを考えたんですけど、今回の『恋』に関しては「これがイエローミュージックです」と提示して「ああ、なるほど」と感覚的に思ってもらえるようなものをつくりたくて。「恋」と、あと「Continues」もそうなんですけど、もう説明をしなくても身体感覚でイエローミュージックとしてフィットする曲をつくりたいとは思っていました。https://realsound.jp/2016/10/post-9613.html

ドラマ逃げ恥の主題歌になった「恋」の発表時の記事なんですが、星野源が使っている「イエローミュージック」という言葉。これが間接的にBTSに影響を与えてるんじゃないかって思ったりもするんです。

なぜかというと、BTSのメンバーVは、星野源の大ファンだと公言しているし逃げ恥も全話観たと言ってます。「恋」のジャケットの写真を今更ながら見たら、え、「Butter」の色コンセプトとすごく似てる!!

ただ、BTSがイエローという言葉を使った場合、人種的に分断を加速させるだけだと思うんですよね。だから絶対使わないで、それでも黄色のコンセプトを打ち出すために何がいいだろう?って事が発端なような気がしてしょうがないです、この記事を読んだら改めて。

イエローと言えば、そもそも、1970年代にもう「イエローマジックオーケストラ、YMO」が生まれてたんです。中学生の時にリアルタイムでファンでした。そして、星野源が細野晴臣の事が大好きっていうのもどこか繋がってるような。

 

さて、長々と書いてきましたが、これは私が想像しただけのこと。まったくもって外れてるかもしれないですが、考えたことを書くのは楽しいです♪

今、彼らの最初の「Butter」パフォーマンスを待っているところです。またそれについても書きたいです!!!!

[BTS]『Butter』の歌詞について前のめりで考えてみた
『Butter』が発表されてから1週間のうちに数々のライブパフォーマンス、コレオ、Hotter Ver.と、畳みかけてきてますね。

歌詞について長々と書きました。宜しければ。

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お越し頂きありがとうございました。

あじさい

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