[ドラマ]「大豆田とわ子と三人の元夫」6話<かごめはなぜ退場しなければいけなかった?>

大豆田とわ子

今日はかなり批判的になっちゃうかもしれないのでそういうのを読みたくない方は気をつけてくださいね。

ここまでかなり毎回楽しくて好いドラマだなぁ…嬉しいなぁ…って思ってきたのですが…

 

今回のお話を観終わって、うむむむむむむむ。となってしまいました。

 

理由はふたつ。

 

元夫が新しく出会ったそれぞれ3人の女性たちが余りにも余りにも自分勝手に描かれてたから。

 

とわ子が不在のなか、家に上がる。(とわ子父によばれたからいいんだろうけど)3人の元夫たちを責める。好き勝手な事を言う。元夫たちが善い人で、そこにつけこんでるっていう風にも見えちゃったし、どう考えても、彼女たちの言い分全然理解できなくて… 全然魅力的じゃなくってね…

 

慎森(シンシン)が、鹿太郎と八作に言います。

僕たちがさっき指摘されたようなこと、彼女から責められたことありました?

こんなダメな三人なのに、彼女はそこを怒らなかった。僕たちは大豆田とわ子に甘えてたんです。このままじゃいけないと思います。もっと相手と向き合うべきなんじゃないでしょうか。

 

なるほど…

 

大豆田とわ子の部屋で、大豆田とわ子が居ない空間で、彼女の存在を際立たせるっていう演出なわけだね…?

 

だからとわ子の家じゃなきゃダメだったし、とわ子があのセクハラ社長に拉致されて不在で、女性たちに責められた三人の夫たちが、とわ子に思いを馳せて…

 

このイマイチで不快な女性たち3人はとわ子の引き立て役…ってこと…?

 

うううううむ。

 

そしてもうひとつ。

 

今回の、突然の死。

 

とわ子の親友で家族のようだったかごめの突然の死。前回、かごめが市川実日子でほんと良かったなあって書いたんですが、このドラマの魅力のひとつだったかごめを退場させたのはなんでだろう。

 

4話、5話で、八作がとわ子と結婚する前から好きだった相手、離婚の原因にもなったのがなんと親友のかごめだったとわかりました。

 

とわ子自身もそれを知らずにここまできていて、5話で知るという展開…

 

あまりにもきつくて苦しい展開をどうやって落とし前をつけるのか。この先がとても楽しみだっただけに…

 

そうきましたか… という感じ。

 

もちろん別れっていうのは突然くるものだし、死という人生のどうしようもない部分をこの三人の関係に絡ませるという選択は、脚本家が神なわけだからね、かごめを退場させるという脚本がするなら、見てる方は何も文句もいえないわけで…

 

でも、ここでかごめを退場させるっていうのが脚本家の描く関係性の行きつく先っていうのがね、大好きな脚本家なだけに、短絡すぎないか…?って思ってしまいました。

 

「死」って、物語を作る上で、かなり読者視聴者を簡単に泣かせることができるし、後悔だとか人生のしょうがない部分とかを表せるから伝家の宝刀だと思うんですよね。

 

だから、そこに必然がなかったり、ここぞと言う時に使わないと、安易に感じてしまう、私は。

 

そして、とわ子がかごめのアパートの冷蔵庫を開けてごはんを作り、かごめが描いた漫画の最初の読者になって泣きながら食べるシーン。

 

「カルテット」で、マキさん(松たか子)がすずめ(満島ひかり)に言った台詞をどうしても思い出してしまうんだけれども

「泣きながらごはんを食べたことがある人は生きていけます」

でも、私はどうしてもかごめを退場させた意味がよくわからなくて泣けなかった。

 

それにかごめが亡くなったと分かった後で、すぐに劇半がコメディぽくなったじゃないですか。あれもダメだった… お通夜とか葬式とかそういうのって気が張ってるから元気だったりするんですよね。終わってからドッと悲しさが押し寄せるっていうの、よくわかるんですが…

 

1年経過させて、オダギリジョー出してきたときのあのコメディタッチな感じ、全然追いつけませんから。だってかごめ居なくなってるのに。かごめ~~~~~~~!!!!ってなってるから。

 

とにかくこの6話は最初から最後まで合わなかった。

 

私には合わなかった。

 

それに尽きます。

 

コメディの中に入れたシリアスさが私には合わなかったんだと思います。コメディの質がすごく良くて好きだっただけに、そういう違和感があまりに大きくて、再度観たいと思えなくて。

 

もちろんドラマ自体は来週観ます。最後まで観てから、このかごめの件を振り返られたらって思います。

 

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ああああ、そうかぁそういうことかぁ…

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お越し頂きありがとうございました。

あじさい

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