ウイグル強制労働に関わってない衣料品を着たい

考える

ユニクロ、無印良品、私が好んで買ってきた製品がウイグル地区での強制労働によるものだったとしたら。

新疆綿”という言葉を聞いたことありますか。世界三大綿(コットン)というのがあり、アメリカのスーピマ綿、エジプトのギザ綿、中国ウイグル自治区の”新疆綿”(しんきょうめん)がそれに当たります。

 

その”新疆綿”について、以前からウイグルの人たちを強制労働させて生産されているのではないか、と報道されており、それを受けて「パタゴニア」や「H&M」は新疆綿の取り扱い中止をアナウンスしてます。

 

先週、このような記事が出ました。

「ウイグル族の強制労働に関与」指摘された日本企業14社への調査結果を公表。回答の全社が否定
第三者による監査を実施した社もあった。いずれも強制労働を否定した。

オーストラリアのシンクタンクに「中国のウイグル族の強制労働に関与している」と指摘された日本企業14社について、国際人権団体などが、実際に強制労働などがあったかどうか質問した結果が公表され、回答した企業の全てが否定した。

 

会見の発表によると、質問に回答した全ての企業が強制労働はなかったとした。このうち▽日立製作所▽ソニー▽TDK▽東芝▽京セラ▽良品計画は第三者による監査などを実施した。取引が存在しないか、指摘された中国企業の親会社との取引が見つかるなどしたという。京セラは取引停止も含めて検討すると回答した。

 

日本ウイグル協会のレテプ・アフメット副会長は「第三者による監査の実施はかなり前向きに取り組んで頂いている印象です。一方で共産党政権下では、自由な社会で行われる透明性のある監査はできません」と指摘した。

 

否定はしているものの、中国の共産党政権下での監査が信用に値するのか、のグレー部分が残る印象。

 

ユニクロのファーストリテイリングの柳井社長はこの件に関してノーコメントという体たらく。

ユニクロ・柳井氏がウイグル発言で失うものは何か。「ノーコメント」が悪手だった3つの理由
新疆ウイグル自治区での強制労働について「我々は政治的に中立だ」としてコメントしなかったユニクロ。中国という巨大なマーケットにおける経済成長と、人権のどちらを優先するのかーー。企業はどう対応すべきなのでしょうか。

 

自社製品を売るのも、綿花等原料を安く購入するのも、中国を敵に回せないっていうことなんでしょう。

 

良品計画も、ついこないだまで、”新疆綿”と銘打った衣料を販売していました。今はもうその言葉は使われてませんが… この記事を読むと、やっぱり中国を敵に回したくない胸の内が明らかで…

無印良品、新疆綿の取引継続 社長は質問に答えず(写真=共同)
生活雑貨店「無印良品」を運営する良品計画は14日、中国・新疆ウイグル自治区の人権侵害を巡る問題で、プレスリリースで「新疆綿」を使った衣料品の販売を続けることを公表した。人権問題を重視する消費者や機関投資家の目が厳しさを増しているが、同日の決算会見で松崎暁社長は度重なる質問には答えず、具体的な言及を避けた。同日、オンライ...

 

ただ、こういうニュースを目にして、不買しよう。もう着たくない、と思っても、どうもそう問題は簡単ではないようです。

Yahoo!ニュース
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「中国で生産される綿花のうち、実に90~95%が新彊綿で、実際には中国で生産される衣服の大半に新疆綿が使われている。現実問題、多くのアパレル企業が新疆綿を使わないということは非常に難しい」(商社関係者)ことが、事態をより複雑にさせている。

私たちは果たして中国で生産されている衣料品を買わずにいられるんだろうか。

 

無印良品のオーガニックコットン製の衣料はかなり安いと思います。それが、ウイグル自治区の強制労働が支えているのだとしたら。

 

ユニクロの柳井社長がノーコメントを貫くのは、間接的に強制労働を認めているのかもしれない。

 

自分の持っている洋服を眺めて、このふたつの会社のものを除いたらちょっぴりしか残らない哀しみ。

 

不買運動をしたとして、新疆綿を使っていない衣料品がどれだけ市場にあるのか。そして、果たして本当に使っていないという文言を信用することができるのか。

 

わかりません。本当にわかりません。

 

消費者は安いものを求めて行動する。品質が良くて安いものが買えるのが一番嬉しい。でも、良いものが安いのには理由がある。それが誰かの犠牲のもとに成り立っているのだとしたら。

 

衣料品だけじゃない。日本は基本的にブラックな働き方によって成り立っている社会だと思う。教師をやっている時に痛感したけれど、部活顧問をし、授業準備をし、クラス運営、学校事務等々、毎日夜の10時過ぎまで働き土日は無し。あんな働き方がデフォルトで、それが当たり前の社会に私たちは生きている。

 

教育という国の根幹を成す学校現場の悲惨さは最近Twitterのハッシュタグ#教師のバトンを読むと明らかです。

 

着るものをどうしよう。このまま嬉々としてユニクロや無印を着続けるには余りにもこの問題の大きさが痛くてつらい。

 

今のところ、利用の停止を表明している「H&M」を選択肢に入れようとは思っています。

 

思い出したひどい話
随分前の話ですが書き記しておきたくなりました。

教師として働いていた時の話。

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あじさい

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