6話は10回以上観ました。7話も何回も観てしまうだろう回でした…

6話の感想、面白すぎてもう何も言うことないわ状態…
主演の長瀬智也のアイドルとしてのこれまでの軌跡とかも垣間見れてしまうパフォーマンスもすごかったし、「グループ魂」のボーカル、阿部サダヲが「純烈」を模した「潤 沢」として昭和歌謡を歌ったり、多幸感がハンパありませんでした…
宮藤官九郎が使う「姫」という言葉。「純烈」や「潤 沢」を応援するファンの女性たちのことを指しているのだけれど、2017年に放映された「監獄のお姫さま」を思い出してしまうんですよね。
「いいか? どんなに若くてかわいい子も、いずれはおばさんになる。でも、かわいいおばさんは、もうおばさんにならない。俺の姫は、馬場カヨだ。いや、どのおばさんも、みんな誰かの姫なんだよ」
このドラマもかなりかなり泣いて笑ったんです。クドカンの「おばさん」と呼ばれる人たちへの視線の優しさがにじみ出てきてほんと好き。
そして6話の最後、全部もっていったのは言うまでもなく、あの人でしたね。
西田敏行っていう俳優さんはすごい人だなぁって改めて。
能の謡の声の出し方聞いても、おおおお???ってなりましたし、やっぱり「My way」歌わせたら天下一品ですよね。「もしもピアノが弾けたなら」をリアルタイムで聴いてきた私としては伸びやかな声はまだまだ衰えてないじゃん!と。
そういう人が、呆けていく役をしてるっていう、自分も年を取ったんだと実感させられながらも楽しすぎる時間をありがとう、ほんと、クドカン…!
そして7話。
末広(荒川良々)さんの「泣きながらやっても笑いながらやっても介護は介護ですからね」
これに尽きる。
尽きるんだけど、親は親だからそこに感情やら期待やら失望やらが入り込んできてそう簡単ではないっていうもどかしさ切なさ満載になってしまうんだよね…
検査入院のシーンでは、自分の親の事を思い出してしまった。時計を見て、ご飯食べたかなとか寝たかなとか、ああいうのほんとリアルでびっくり。
親と子3世代の話に恋愛要素もお笑い要素も能楽とプロレスというびっくりな組み合わせも入れ込み、毎話大笑いし、泣き、私にとってかなりストレス解消に寄与してくれているドラマになっています。
恋愛パート。寿一(長瀬智也)とさくら(戸田恵梨香)のラーメン食べながらの会話、珠玉でしたねぇ。あんなこっちまでドキドキ恥ずかしくなってしまうくらい甘々であったかくなってしあわせな気持ちにしてくれるシーン、恋愛ドラマでもなかなかないですよ…はぁ。
言うまでもなく、脇を固めている俳優の方々の個性が爆発しているのが好き。
永山絢斗がね、もうどう考えても報われないじゃないですか。好き。
江口のり子が鶴光の真似しちゃうじゃないですか。好き。
井之脇海のプロレスラー仕様の体つき、かなり鍛えてますよね。好き。
峯村リエ(弁護士)の喋り方面白すぎる。好き。
ユカ(平岩紙)の切れ方かっこいい。好き。
末広(荒川良々)みたいなケアマネならほんとしあわせ。好き。
終わらないで欲しいドラマ…

ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」との類似点を指摘したこの記事、面白いです。
[ドラマ]「俺の家の話」1話を観ていて泣いた場面
[ドラマ]「俺の家の話」4話でエグさ全開
[ドラマ]「俺の家の話」5話 役者がみんなハマり過ぎてるし朝食風景だけ1時間観てたい
「監獄のお姫さま」観るなら。
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お越し頂きありがとうございました。
あじさい
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