[音楽]私がBTSを好きになった理由(わけ)

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日付の変わった今日2020年11月25日の2時半過ぎ。BTSの楽曲「Dynamite」が、第63回グラミー賞で「最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス」部門にノミネートされたことが発表されました。

BTSの「Dynamite」、グラミー賞ノミネートの快挙達成。アメリカでどう評価されたのか?
アメリカの音楽メディアはBTSを「混乱する現代において、メンタルヘルスと若者のプレッシャーについて考えてきた」と評価する。

 

私が彼らの歌をきちんと聴いたのは、9月の半ば。日本の歌番組に出ていたのをYoutubeで観たのが初めてです。

 

そこから数えること2ヶ月。こんなに自分自身がBTSを好きになるとは思っておらず、自分でびっくりしているところなんですが、今日はどうしてそんなに彼らが魅力なのかってことをお話しようと思います。

固定観念を吹っ飛ばされた

彼らは私がそれまで持っていたつまらない固定観念を見事に粉砕しました。

 

年齢的にいって、K-POPに対してというか、キラキラした若いアイドルが大勢で踊って歌っているシーンはnot for me と決めつけ、遠目に見ていました。偏見みたいなものをもってしまってましたね…

 

自分が10代、20代の頃にはハマったこともあったけれど、アイドルと呼ばれている人が今の自分の視界に入ってくるなんてあり得ないことだと思ったんですよね。

 

それが、今回ノミネートされた楽曲「Dynamite」を観て聴いてるうちにその偏見がガラガラと崩れ、なくなっていくのを感じました。

 

エネルギーが変換され自分に届く感覚

すごいんです。歌も曲も、踊りも、彼らの一挙手一投足が。

 

パワフルで、明るくて、伸びやかで、キラキラしていて、身体のすみずみまで自分の意志と訓練が行き渡っていて、彼らが身体を使って描き出す線、弧、動き全てに力がみなぎっていて、そのエネルギーの塊が画面を通してなのに自分のエネルギーに変換されていくようで。

 

誰かのファンになるということ、それはとてつもなくしあわせな邂逅なんだと。

 

彼らの歌で、彼らのダンスで、観ている側がしあわせな気持ちになる。力を貰える。

 

ギャップの大きさにクラクラする

 

そしてそのうち、歌やダンスのYouTubeを探っていると、とてつもない数の動画があることに気づきます。

 

彼らのバラエティ番組だったり、ファンベースの動画だったり、それがもう無数にあるのです。それを観ているだけで数時間なんてあっという間。眠れなくなった真夜中にこっそり観ているうちに、彼らの素顔がだんだんと見えてくるわけなんです。

 

日本の歌手やアイドルも最近はInstagramを使ってライブ配信をしたりしてますよね。彼らも韓国発のアプリを使って(VLIVE)突然ライブ配信を始めたりもします。

 

彼らのカッコよくて、洗練されていて息を飲むようなパフォーマンスと、そういったトークライブやご飯を食べ続ける動画などで見せる顔や、バラエティ番組でのコメディ要素の詰まった企画での反応や表情があまりにも違っていて、ほんとに同じひとかしら…?

 

と、気づいたときにはもうまんまと深い沼に足を突っ込んでいるというわけです。

ひとりひとりがミラクルな人たち

最初、見た目とかダンスなどで目を引く数人がいるんです。でも、ずっと観ていると、全員がそれぞれに強みがあって、弱みもあって、彼らが補完し合ってこのグループが成り立ってることがわかります。

 

ここで「弱み」と書きましたが、ここまでスターになる人たちですから人並み外れた容姿と能力と努力があるのはもちろんです。

 

で、その「弱み」が見えてくると同時に、スーパースターな7人が悩みもあって、苦しんでいることもわかってきます。

 

例えば、リーダーのRMは、独力で英語のスキルを獲得した、言語の魔術師のような人で、海外メディアで彼が中心にトークをすることでBTS自体が直接世界と繋がることのできる「肝」のような人。

 

でも、ある動画を見ると、夜中にメンバーの誕生祝いをするために部屋にやってきたRMが、今はメイクをしてないからブサイクだからもう戻るね、と言ってるんです。

 

そこに何かしらのコンプみたいなものを感じてしまったんですよね。いや、ないのかもしれないんだけれども。

 

それから、いちばん年長のジンは、歌唱力があり、高音がとってもきれいなんですね。そして自ら「世界的なハンサム」と呼ぶくらい整った顔立ちをしてます。

 

ただ、ダンスが苦手っていうのは良く知られていることで。インタビューでも、周りのすごさについていけなくて、過去とても自分の事が嫌いだった、と話していたりしています。

 

また、RM以外のメンバーは英語が得意じゃないので、アメリカに行った時にも言葉の壁を感じることで悔しさをにじませたりもしています。

 

私たちから見たら、世界的トップスターで何も怖いものがないくらいなイメージなのに、ひとりひとりが見せるちょっとした「弱み」のようなものがより彼らの魅力を増しているようにも思えてきます。

そして悲しい言葉の壁

 

そうこうしているうちに、私自身悲しいことに気づきます。

 

そう。言葉が全くわからない。ひとつも。あ、ありました。サランへ(愛してる)とアンニョンハセヨ(こんにちは)は知ってます。

 

そこにある高い高い壁が阻むのは、何を歌っているのか、何を喋っているのか、まったくわからないという私の理解、ディスコミュニケーションによる途方のなさ。もうため息しか出てこない…

 

そこで思いました。彼らの歌っているひとこと、喋っているひとこと、だけでもいいから自分の力で理解したいと。

 

それには、一から、アルファベットであるハングル文字から覚えていくしかない…

 

ハングル文字を読めるようになする → 単語を覚える → 文法を理解する

 

これを、問題集やアプリのDuolingo、ラジオ講座を使って毎日やってます。先は長い。それでも、ちょっと意味がわかったり聞こえてきた音声が意味をもったものとして理解できたときの喜びってすごいものです。

 

英語を勉強した時とはまた違った新しい感覚が味わえています。感謝。

 

違うフェーズへ

もう既にポピュラーだし、世界的に人気者なBTSだったけれど、今年、コロナ禍にあって出された「Dynamite」で、グラミー賞ノミニーとなり、一段階、名前もその存在も違うフェーズへ入ったように見えます。

 

昨日、今日と立て続けに日本の雑誌の表紙も飾っています。

 

紙の方はもう売り切れ… Kindle版は買えるようです。

 

Newsweekの記事の中で、膝を叩いた文章がありました。

 

彼らがなぜ特別であるかを説明するには「人気」「売れている」というよりも、「愛されている」という言葉を使うほうが適切だろう。スマートフォンで音楽に無限にアクセスできる大量消費時代にBTSが輝ける鍵は、彼らが単純な消費対象で終わらず代替不可能な存在として「持続的な信頼」を得ていることにある。

 

これに尽きる、と思いました。

 

「愛されている」「代替不可能」「持続的な信頼を得ている」

 

それにはデビュー以来築きあげてきたファンとの関係が不可欠で、ファンが一方的に彼らを消費するんじゃなく、彼らもファンを利用するんじゃなく、相互が対等で、WINWINの関係に落とし込めているからこその「今」なんだと思いました。

 

終わりに

楽しみが広がります。新しい言葉に触れることで知る文化や歴史もあります。

 

アジア人であること、自分もそのひとりであることも考えさせられます。好きなものができることのしあわせな時間を持てて嬉しい日々です。

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お越し頂きありがとうございました。

あじさい

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