この間、BSで山口百恵のさよならコンサートが放映されたそうですね。私はリアルタイムで録音機能のあるカセットをテレビの前に置いてかじりつくように見ていました。今でもそのカセットに彼女の声が残ってます。
それが小学生の時だったから、あれから数十年後の2020年。世界がコロナに襲われ、ライブそのものがなくなり…
そんな中、新しくライブを観たい!と思う人たちが私の前に現れたんです!「idol」という歌を歌うグループ、アイドル。いや、アイドルを越えたアイドルと言ってもいいグループ。
昨日、彼らの配信ライブがありました。初めて課金しました。BTSのライブに。
繋がらずに焦りまくり
購入するにも手間がかかったし、iPhoneではなくテレビで観たくてアプリを買ったにも拘らず、うまく繋がらず、それよりなにより、5分前になっても配信の画面につなげることができなかったんですよ!!!
サイトが韓国語で、何もわからずに焦りました。同じく配信を観ようとしていた遠くに住む娘にSOSをし、日本語にする方法を教えてもらい、なんとかぎりぎり間に合って画面が切り替わったときには、やった~~~~!!!!と叫びました。
あっという間の2時間半
小さい画面で食い入るように観続けました。(テレビに繋げられなかったので…)
Music Dayでのパフォーマンスを観て、彼らの歌とダンスに落ちたのが9月半ば。そこから約1か月、YoutubeでオフィシャルMVやダンス練習を毎日観続け、Apple Musicで音楽を聴き続けてきました。映画、「Break the Silence」も観に行きました。
にわかと呼んでもらってもいい。とにかく生の、彼らの声を聴いてみたくてライブが観たくて。
知っている曲も知らない曲も全部楽しみました。
ひとつの動きも見逃したくないと思いました。
彼らはK-POPでアイドルという枠で呼ばれているけれども、それを既に越えてるひとたちなんじゃないかという思いを強くしました。
自分の言葉で語るひとたち
最後にひとりずつ、言葉を紡いでいく時間がたっぷりありました。
きっとこれまでのライブでもそうなのかな。一度も観たことがなくてわからないのですが。
素晴らしいと思いました。彼らが特別なのかそうじゃないのか、他のK-POPのグループの事を全く知らないので比較できないのがもどかしいのだけれど、ひとりひとり、自分の言葉で伝えたいことを伝えていく時間をこんなにたっぷりとってあることに驚きました。
これはコロナ禍にあって、思うようにライブができないからこそのものなのかもしれない。
一番目の、J-HOPE。韓国語でかなり多くの事を語っていたけれど、字幕の日本語ではあまり同時翻訳が上手くいってない感じだったかな…
そうしたら、二番目のRM(BTSのリーダー)が、英語で話し始めたんですよ!!
それまでのパフォーマンスでかなりテンション上がっていた私は、メンバーの中でも英語が得意で国連のスピーチも英語で行っている彼が、世界中で観ているであろうファンに向けて英語で話し始めた時に思わず気持ちが昂って泣いてしまいました。
理解できる言葉で話してくれることがありがたくてしょうがなかった…
直にファンに語り掛けることに加えて、理解できる言葉っていうのがね… より距離が近く感じられるというか。
I have no religion, but I thank God that we live in 2020. I am very happy that we have this technology. I thank God that we can at least do this. At this stage, it is no one’s fault. It‘s not yourfault,it‘s not ourfault.We are doing our best.
RM ending ment
「私には信じる宗教はありませんが、しかし2020年に生きていることを神に感謝します。私はこのようなテクノロジーを我々が持っていることがとても嬉しいです。少なくともこのようなことを我々ができたことに神に感謝します。今のこの状況、これは誰の過ちではありません。あなたがたの過ちでもないし、我々の過ちでもない。我々はベストを尽くしているのです」
彼の思いが溢れてきてるのがもうほんとに…
この1か月、やはりどうしても言葉の壁を感じてしまっていたことは確かで、韓国語を知りたいと勉強をはじめてはみたけれども難しくて難しくて… それを彼が英語で気持ちを表してくれてことがほんとにありがたい。
語り得る言葉を持っている人たち。歌を歌い、踊り、視聴者を楽しませたうえで、自分の考えを知らか強く表明する人たち。最後の画面に映った言葉に更に泣きました。
We are together
We are forever
We are not seven
With you
彼らの歴史をちょっとだけ調べたら、韓国の3大事務所出身ではないんですよね。だから、地道にSNSを使ってファンを増やしてきたっていうのも大きいんだろうなと。ファンを大切に思う気持ちをそのまま持ち続けてそれを表し続ける彼らは応援しているファン(A.R.M.Y)と共にこのコロナ禍を生きてるんだと言うことを十分伝えてくれました。
いろんなもの全てがものすごい熱量で作られてます。セットの予算は通常の8倍だったそう。BTSは、これまでも既にビルボードに名前を連ねていたけれど、今回、初めての全英語歌詞、Dynamiteで全世界を席巻。まだまだビルボードの上位に位置し続けています。
この先、韓国では必須な徴兵制をどうやって乗り越えていくのか、ほんとうに目が離せません。彼らのために特例を作ろうという動きもあるようですが…
K-POPの事が知りたくて、この本も買って読みました。また感想を書きたいと思っています。

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あじさい
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