カツマーという言葉が流行った時期がありました。その頃一方的にそういう言葉自体に嫌悪感を持ち、勝間氏に対して否定的だったことを覚えています。
勝間氏対香山氏

私が彼女に否定的だった理由はひとつ、今ならわかります。
彼女のようになりたかったんだと思います。でもなれなかった。
ジェラシーとも言える。
頭脳明晰で仕事をバリバリやって、業績を上げて知名度上げて著作もたくさん出し…
2010年ころに、精神科医の香山リカ氏との論争が話題になりました。
カツマーカヤマーという言葉もできたくらい。

私は、香山氏のこの本を読んで、かなり香山氏寄りの考え方をしていました。
香山氏、この本の中で、「勝間和代を目指さない」って書いたんです。
たぶん、私はこの部分が読みたくて買って読んだんだと記憶しています。
勝間氏は結婚し子どもも産み、仕事でも業績を残し、すべてを手に入れた女性のように見えました。でも、そんな必要ある???と、誰かに否定して欲しかったんだと思います。
どうして私が香山氏寄りだったか、明瞭です。勝間氏のようになれなかった自分を正当化したかったんです。
あさイチで勝間氏を見て
勝間氏に関してその後それほど関心を寄せてなかったのですが、2年前の2018年、あさイチのプレミアムトークに出演されました。
その少し前に、同性のパートナーがいることを告白していたのはかなり話題になってました。
あさイチで長時間お話しされているのを見て、私は彼女のこと好きになってしまったんですよ。
私がずっと勝手に作り続けてきたイメージがまったく覆されたというか。
同性のパートナー(2019年11月にパートナー解消)がいて、それを告白したその潔さにもあっぱれと思ったし、自分の得手不得手を自分で把握していて、毎日の家事や家の中のこと、仕事をどうやってマネージしているか、理論的で感情を排した方法や考え方がとても好きだ、と気づいたんです。
彼女にうらやましさを感じていたと気づいた私は、だからといってそれほど努力をしたわけでもないし、ただ単に嫉妬を絡めて誰かを否定的にとらえるっていうのはフェアじゃない、と思ったのです。
生放送ってこわいですよね、素が出てしまいます。その素の部分、勝間氏はとてもチャーミングで頭の良い方でした。
彼女の著書を何冊か図書館で読んだし、家事についての本はKindleで購入しました。
ロジカル。その言葉そのものだと思います。
1から100までこの本のようにはできないし、する気はないのですが、彼女の考え方のエッセンスは取り入れたい。
考え方に湿っぽさがないんですよね。日本人的じゃない。外国で暮らしていたときに周りの外国人の友人に感じたようなカラッとした考えの割り切りの良さ、後をひきずらない、同調圧力をよせつけないような毅然としたところも好きです。
時々ブログも覗いてます。
Youtube動画も。
最後に
有名人や芸能人に一方的に否定的なイメージを抱いているとき、もしかしたら自分の生き方や考え方に理由があるのかも?
嫌いたくなるのは自分の中に何かしらの理由があるの…かも…?
その自分の中にある部分をツンツンと突いていくと何かしらの気づきがある…かもしれません。
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お越し頂きありがとうございました。
あじさい
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