図書館に予約していて数ヶ月待ってやっと借りられた本。
この本の「おわりに」を読んだ時にびっくりしたんですよ。
ずっとユニクロが苦手だった。ユニクロを着たら、もうおしまいだと思っていた。<中略>「ユニクロでよくない?」から「ユニクロがよくない?」へ。やっぱり、ユニクロを着るべきなのだろうか。 私の信念が揺らぎ始めた。<中略>今こそ、ユニクロについて書くべきではないか。
著者の方は、ユニクロが好きで好きでしょうがないわけではなく、バブル期のDCブランド(BIGIとかコムデギャルソンとか)が好きだった方です。
読んできて、最後に、ユニクロを着るべきなのだろうか。っていう疑問形の文章読んでぶっ飛びました。
えええええ。なんか騙された感満載。ユニクロについて書きたい、じゃなくて書くべきじゃないかって、ううううう〜ん。
バブル期後のファッションを変えたのはユニクロだったという考え方は私もそうだと思いました。実際自分が20代でバブル期全盛、丸井のDCブランドバーゲンにいつも並んでました。
DCブランドを着ることがアルバイトでお金を稼ぐ目的みたいなところもありましたし。
だから、この本については総論賛成、各論反対、みたいな感じです。確かにユニクロは2020の現在、私たちの暮らしに入り込んでいて、他のプチプラに比べてもそれほど安いとも思えなくなっているのに値段だけで売れているわけではないこともわかる。
ただ、著者が書いているように、今現在、ユニバレするのが恥ずかしくない、くらいになっているのかな?私はユニクロバレしたくないけれども。
デザインがシンプルで、あまり考えずにとりあえずユニクロを買っておけば間違いないか、という後ろ向きな理由で売れている方向もあるのではないか。
全身ユニクロコーディネートのブログをよく見ているけれども、やはりあのブログの筆者の方の体型の素晴らしさと、ユニクロの洋服にプラスして靴、鞄、アクセサリーが肝になっている気がします。
ユニクロだけでは野暮ったくなるけれども、そこにオシャレな小物を足し算することで見え方が全然変わってくるんです。
タイトルのオシャレ嫌い、というのがユニクロを買う理由ではなくて、私たちはいつでもオシャレに見えたいんです。できればそれほどお金をかけずに。
ユニクロを活用して、とてもユニクロコーデには見えないこんなにオシャレで素敵な私になりたい(少なくとも私は)。
DCブランドイコールオシャレ。ユニクロイコールオシャレじゃない。な著者の思い込みというか刷り込みというか、そういうのは私は受け付けなかったので、面白いから読んでください!とは言わないです。
辛口になりましたが…
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お越しいただきありがとうございました。
あじさい
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