漫画原作の実写化についての考えです。
こないだTwitterで見かけたこちらの記事を読んで。

とてもよくわかる部分とわからない部分と。
好きだから期待
私が漫画を読み始めたのは小学校3年生。覚えている最初がベルサイユのばら3巻でした。そこから今まで好きな漫画は数え切れないほどあって、実写化やアニメ化もたくさんありました。
ベルサイユのばらは宝塚歌劇に採用され、ロングランになったのはご存知かと思います。紙に描かれた好きな漫画が実際の人間によって画面や舞台や映画で息をする、動く、再現される。
好きだからこそあまりにものめり込んでいるからこそ、期待をしてしまうし自分の想像する世界を実現させてくれ、と願ってしまう。
期待をやめる
私はベルばらの宝塚は大好きだし(汀夏子安奈淳のオスカルが大好きでした)キャンディのアニメも好きで見ました。でもね、昔実写化された「はいからさんが通る」が受けいれられなくて… 主人公のイメージが紅緒じゃなかった。
多分そこから期待するのを止めたような気がします。はいからさんは、小五の時に単行本の続きを待って読んで今だにその時の漫画を手元に持っていて何回繰り返し読んだかわからない大切なもので、その世界はその紙の中にしかなくて、生きている人間に置き換えたとしてもそれが実現しない、というよりも、まったくの別ものなんだと思ったんです。
遠くから
最近で言うと、私の好き過ぎる漫画の「3月のライオン」、「潔く柔く」も実写化されました。ライオンの方は宣伝もすごかったしTwitterやってると相当量の情報が目に入ってきました。キャストも豪華だったし人選もすごいって言われてましたね。
地上波放送もされたのかな。映画良かったよ、という感想を聞いても食指が動かなかったです。いずれも遠くから眺めてるだけでした。BANANA FISHはこないだアニメ化されていました。
かなり原作に忠実で絵も綺麗で評価高かったと思います。上の娘は私の持っている原作を読んでアニメも見てあまりにファンになってしまったので、卒業旅行はニューヨーク公共図書館に行くそうです。
私はと言うと、1話は見たんです。ああ、かなり原作と同じだなと思いました。アッシュの声もゴルツィネもぴったりだったし世界観がちゃんと確立されてるし制作側が相当原作をリスペクトしてるなと言う感触も得ました。
それでも、英二のビジュアルが受け入れられなかったんです。だからそれ以降は見てません。それくらいなんでって思われるかもしれません。だから冒頭にリンクを貼った記事を書いた人の気持ちも一部はとてもわかるんです。
でも、私は原作を捨てたりはしません。原作至上主義だから、実写化がいまいちだったとしても、それはそれ。ドラマの大きなポスターが駅に貼ってあってどうしても目にしてしまうとか電車の中に貼ってあるとか不可抗力もあるでしょう。
それでも、目にしたとしても目を薄目にしてやり過ごそうと思います。原作を実写化する時には原作者はもちろんいろんな人の意向やコストや採算など思いもよらない要素が入り込んでるんだと思います。そこに自分の負のエネルギーを注いで憎しみに変えてしまっても誰の特にもならないし、苦しいだけ。
自分の好きな原作は自分の世界の中だけで完結するものだしそれは誰にも手を出せない部分なのだからそれを自分で守っていこうと思うだけです。
ちなみに、こないだ第一回が終わった「きのう何食べた?」はとても楽しかったです。これについてもまた書きたいなと思ってます。
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あじさい
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