私たちは家事をし過ぎているのではないか

家仕事

日本人の家事の多さは世界的に見てかなり驚愕するレベルのものだと思うのですが、それをぜひ多くの方に認識して欲しいと常日頃思っています。

両立できなかった

私は2010年から3年間、教師をしていた事があります。子供二人は小学生から中学生になる頃。手が離れたとは言え、家のこととフルタイムプラス残業が多くて土日も出て行く仕事を両立させるのは至難でした。

 

夫は朝早く夜遅い。家事をシェアするというのはなかなか難しく、土日にご飯作りをしてくれたりもしていましたが、私の身体にも支障が出るようになり、そんな生活は持続できるようなものではありませんでした。

 

今振り返ると、もっとやり方があったかなと思います。もちろん仕事の忙しさが半端なかったのが1番の原因なんですが、とにかくご飯作りを始め、私たち家事し過ぎと違うかなって思うんです。

 

日本人は家事をしすぎじゃないか問題 - phaの日記
幻冬舎plusの連載を更新しました。テーマは「街と家とシェアハウスについて」です。www.gentosha.jp ちょっと前話題になってたこんな記事を見ても思うのだけど、anond.hatelabo.jp日本人は家事に対する要求レベルが高すぎるんじゃないかと思うんですよね。もっと手を抜けるところは抜いていいはず。 僕が...

 

phaさんのこの記事、私も同様のことを感じてます。

 

海外で知ったこと

洗濯

2003年から4年間、ヨーロッパのある国に住んだ事があります。いろんな国の方と知り合っていくうちに、その国の一般的な家事の様子が見えてきました。

 

おうちに遊びに行ったり、こどもがお邪魔したりしていくうちに、私も含めた日本人の女性と比べると、格段に家事にかける時間が短い事がわかりました。

 

例えば、洗濯はそれほどしません。気候自体が乾いているという事がとても大きく影響しているし、夏でもそれほど暑くないってこともありますが、溜めて、週に2回か3回??毎日洗濯機をまわしているなんて、びっくりされます。  

 

日照時間も短いし、お洗濯ものは太陽に当てなきゃ、なんていう考えもないので、乾燥までフルコース。それに慣れない私は毎日洗濯し毎日干し、毎日とりこんで毎日畳むというルーティン。それだけでも家事労働の時間が変わってきますよね。

 

食事の選択肢の多さ

それから、いちばん違うなぁって思ったのが食事。上の記事ではフランスの話が出てきます。毎朝、カフェオレとバゲットとチーズとハム。プラスして林檎とかヨーグルトとか。  

 

この毎朝おんなじっていうの、すごく大きいんだと思うのです。よく、献立を考えるのが面倒って聞きます。何を作ろう何にしよう、って。考えること自体が大変。ここ、なぜなんでしょうね。フランスでは当たり前にバゲットハムチーズなのに。

 

日本はもともと和食だけの食生活だったのが、洋食や中華などが入ってきてとてつもなく多様になったんですよね。海外で生活をしていた時、ごはんを作ってもてなしをしたんですが、お好み焼きだとか焼きそばだとか焼き肉だとか巻き寿司だとか唐揚げだとか、そのメニューの多さに外国の友人達はとても驚き、おいしいおいしいと食べてくれました。

 

 そうなんです。選択肢があまりにも多すぎるんです。だから、朝食を考える時にも、パンにするか、ごはんにするか、お味噌汁にするかスープにするか、野菜は煮物?生野菜?もういろんなバージョンが考えられるから、それをいちいち決めていくのにほとほと疲れてしまう、、、、  

 

だって、フランスに生まれて朝食にごはんにしようかバゲットにしようかって悩むひとはそういないと思うんです。単純で明解。ある意味とても羨ましい。  

 

呼ばれた誕生会で

アメリカ人のおうちに子供がよばれて夕食をご馳走になった時、ホットドッグだけだったとこどもが興奮して話していたのを覚えています。またお誕生日会によばれて行ったら、さぁみんな行くぞ~とお父さんが車を運転してマクドナルドに行ったとか。デンマークの親しい友人も、それほど家事に時間を使わないのに驚きました。

 

こうしなきゃ、ああしなきゃ、というのが全くない。日本で言われるような、栄養が~、とか、一汁三菜が~、とかそういう外からのプレッシャーがない。家庭科という科目もなかったです。(当時子供の通っていた学校のことです)  

 

義務感・罪悪感から逃げる

私たちって生まれてからずっと、そういうある意味有り難い食の多様性の中で暮らしていて、ちゃんとしたものを食べて、ちゃんとした生活をすべし、といういつのまにか植え付けられている常識のようなものを抱えているのかもしれません。  

 

だから、とても苦しい。女性はこうあるべき、とか、母親ならこうすべき、とか。離乳食は手作りすべし、とか。母乳信仰や自然分娩こそお産で帝王切開や無痛分娩なんてあり得ない!!とか。  

 

もうそんな、誰かが作った誰かのルールから離れて、自分で自分を解き放ってあげてもいいんじゃないかなって思うんです。朝食はおにぎりと残ったおかずでおしまい。毎日。毎日同じ具だっていいじゃない。味噌汁もなくてもいい。あるいは、パンと珈琲、りんご、おしまい。

 

おしゃれなネット記事に、こんな朝食はいかが?なんていうキラキラした朝食例がたくさん載っているようなのを見つけて、ああ、こうやって私たちは、キラキラした生活をしたらば、しなければ、してみせよう、って思って苦しくなるのかなぁ、、なんて思いました。最近のSNSに映える写真を撮りたい願望もそこに拍車をかけたりしてるのかな。

 

バラエティあふれる栄養を考えた料理を毎日考えて作るのも、楽しければそれでよし。毎日同じルーティンを決めて作って食べるのもまたよし。土井善晴氏の「一汁一菜でよいという提案」にあるように、一汁一菜もよし。それすらもきついと感じるならそれもまたよし。  

 

決して外国に習おうなんてことを言ってるわけではないです。義務感やこうあるべき、からちょっとでも離れて毎日暮らしていければ、少しだけ肩の荷が下りて楽しくなったり、、、するといいなぁと思っています。    

 

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お越し頂きありがとうございました。

あじさい

コメント

  1. アバター まりん より:

    こんにちは。
    ツイッターでお世話になっていたまりんです。こちらの記事を読んで、あぁ、代弁してもらっている 涙 となりました。見えない母はこうあるべき、生活とはこうあるべき、子育てはこうあるべき、という呪縛にがんじがらめにされることが多いので…。

    • アバター hydrangea11 より:

      まりんさん。
      こちらにコメントありがとうございます!!嬉しいです。
      この国に限ったことではないのでしょうが、様々な呪縛があって
      知らないうちに自分の軸をそちらに合わせてしまっていたり
      しますね。お互いに意識をしながら生活したいですね。
      またお会いしたいです。お待ちしています。
      あじさい

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