[読書]あなたに勧めたい村上春樹3作品 〜初級中級上級〜

Twitterで知り合った方とお話をしていたら、村上春樹の話が出てきました。

偉そうに初級中級上級という言葉を使ってみます。読むにあたって簡単な(と私が思う)方から順番につけてみました。

初級

私が大学生の時に、大学の生協に置かれていた2種類の色の2冊の本。それが「ノルウェイの森」でした。その当時はまだそれほど村上春樹作品は多くなく、過去作を遡ることも容易な時代でした。

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初級という言葉を使うのが適当なのかどうかわかりませんが、作品としてとっつきやすいかなと思うものを挙げてみます。「ノルウェイの森」がそうかなとも思ったんですが、私の中でこの作品は村上春樹作品としてかなり異色だと思うので挙げません。最後の最後に読むくらいでいいかなと思ったりもしてます。

 

じゃ、どれかって言うと、「海辺のカフカ」です。

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舞台の再演が決まってますね。

村上春樹・原作×蜷川幸雄・演出の舞台『海辺のカフカ』東京公演全キャストが決定 寺島しのぶ、岡本健一、木南晴夏らが出演へ | SPICE - エンタメ特化型情報メディア スパイス
2019年5月東京・TBS赤坂ACTシアターで上演される舞台『海辺のカフカ』の全出演キャストが決定した。 舞台『海辺のカフカ』 『海辺のカフカ』の原作は、ニューヨーク・タイムズの“年間ベストブック10冊”(2005年)や、世界幻想文学大賞(2006年)に選ばれた、村上春樹氏の長編小説。その舞...

多くの作品の中でもとても好きな作品です。大流に押し流されて溺れてしまわず、村上ならではのわかりにくいこねくりまわした表現もそれほどない。(印象だけかも)小川に小舟を浮かべてゆっくりその流れに身を任せてたゆたうことができる、そんな記憶です。

 

中級

すばり、処女作です。

私は二番目に読みました。読みやすいのと、最初に書いたのを最初に読むっていうのもいいんじゃないかなと思い。

 

この本と、続く「1973年のピンボール」「羊をめぐる冒険」は鼠三部作と呼ばれています。ゆるく続いている感じで、最初に「風」を読んだら、つながりで「ピンボール」、「冒険」に進むと良いと思います。

 

村上作品の中ではこの本をいちばん読み返してますね。長編小説の中に入れられてますが、短いので読みやすいし、何より彼の独特な表現はここから始まったんだ、と強く感じられてそういう意味でも入り口として最適かもしれないです。

 

ただ難点は、それほど劇的に「何か」が起こる訳ではないのでつまらないと思ってしまう可能性があります。パタリと本を閉じてそのまま開けない可能性もあります。

 

なので賭けですね、これは。

 

面白い!とハマればどうぞそのまま3部作走破してください!

 

上級

この本が私の初村上作品でした。


世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上)新装版 (新潮文庫)

高校2年生時の古典の先生が、源氏物語を扱っているときに「あさきゆめみし」を紹介してくれて、その流れで自分の読んでいる本も話してくれたんですよ。興味を持った私は先生から貸してもらったんです、この本を。

 

分厚くて字が小さくて、二つの世界がチャプター毎に代わる代わる綴られていく世界の奇異さと文章の特異さに瞬く間に引き込まれました。引き摺り込まれたと言ってもいいくらい。

 

読み終わって先生に本を返した後、すぐに自分でも買いました。今でもそのハードカバーが本棚にあります。

 

でも、時間が必要です。他の何もかもを忘れて没頭する時間が必要です。途切れ途切れだと世界に浸れない気がします。

 

どれだけこの世界に深く沈んでいける時間があるか、それがキーかもしれません。私はもう今はそのような時間を得るのはなかなか難しいかなぁ…

なぜ読書が必要か

 

やっぱり今になって思うのは、若い時には若い時にしか読めなかった本があるなぁということです。

 

現在、スマホがあってネットに常時繋がれていて、本という媒体の持つ深い森というか湖というかそこに浸る機会は自分で頑張って見つけなければいけないものになってしまっていると思います。

 

私もここ数年、簡単にネットで時間が潰せるし面白いし、映画もドラマも簡単にスマホで観れるし、本を読むことから遠ざかってしまってます。

 

年とともに、新しいものにチャレンジする気持ちも奮い立たせないと湧いてきません。でもこうやって文章を書いていると、いつも自分の文章に限界を感じます。インプット無くしてアウトプットはないなぁと痛感します。

 

また、お話の世界は日常に起きる困難や疲弊を癒してくれる力があります。教訓をもらえたりもします。生きていく上での指針をくれたりもします。何より、自分の生きている世界とは全く違う世界を時々訪れると気持ちが楽になります。

 

最近はノーベル賞の発表時期になると必ず話題に出てくる村上春樹ですが、そういうところから離れて生きていたいと一番願っているのは彼なんじゃないかしらもう放っておいてあげればいいのにといつも見ています。

 

皆さんの読書の一助になれば嬉しいです。
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お越しいただきありがとうございました。

あじさい

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